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Welcome to the Mentor’s world

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ミステリ&サスペンス

1 エラリー・クイーン
幼少の頃からホームズやルパンを読んでいたので、自然とミステリ小説が好きになっていました。最初に読んだのはXの悲劇。その緻密な構成にびっくりしました。そしてYの悲劇(これもすごい作品ですよね)。Zの悲劇を読み、最後の事件では唖然とさせられました。次に国名シリーズを読み、短編も読み始めました。架空の街ライツヴィルを舞台とする作品は、ほとんどが、ものすごい悲劇で、今、読み返す気が起こらないくらいに衝撃をうけました。でも、アシスタントの女性ニッキー・ポーターが出てくる作品は、トリックはすごいし読み物としても面白いですよ。あと、彼ら(エラリー・クイーンって2名の作家で構成されているんですよ)の編集した「シャーロック・ホームズの災難」という作品の冒頭に書かれているホームズとの出会いについての文章はすごく胸をうちます。もう、2人ともなくなっていますが、すばらしい作品をたくさんありがとう。

2 アガサ・クリスティ
最初に読んだのはアクロイド殺人事件、次がオリエント急行殺人事件、そしてABC殺人事件。決定的に好きになりました。また、ポワロという主人公が大好きになったので、そのシリーズばかり読みました。その後、トミーとタペンスという夫婦探偵のシリーズを読み、ミス・マープルの短編を読んで、クリスティ熱がさめたという感じです。ですから、まだ読んでいない彼女の作品があるという楽しみは残っています。
ポワロという探偵はホームズと正反対。相棒はワトソンより人間らしいというのが、このシリーズを好きになった理由だと思います。でも、クリスティのホームズに対する愛情を、ポワロの口を借りて述べたり、タブーといわれたトリックに挑戦したり。クリスマスにはクリスティといわれた事を、この時期が近づくと思い出します。たまに短編なんかを読んで懐かしがっています。また、それ以外のシリーズも読み始めました。時代を超える作家だと思います。たくさんの作品を残してくれてありがとう!

3 アルセーヌ・ルパン全集(南洋一郎訳)
最初に読んだのは小学生の頃。南洋一郎訳の子供向けのを、夢中になって読みました。何回読んだかわからない。そのころ、少年探偵団とかも読みましたが、ほとんどのトリックが、ルパンを元にしていて、子供心に江戸川乱歩を馬鹿にしていたものです(今では反省しています)。
 大人になって、ちゃんとした翻訳で読むと、ルパンも人並みの人間で、恋をしたり失恋したり、子供を誘拐されて取り乱したりしているんだということがわかってちょっと幻滅しました。僕にとってのルパンは、南洋一郎さんが描いたスーパーマンであってほしいのです。

4 パーネル・ホール
古本屋で見つけました。どことなくダイハードを思わせる頼りない主人公。むしろダイハードのようにかっこよくなるところが全然ない主人公と、それをとりまく個性的な面々(どれもにくめないキャラクターなんだな)。最近は、マンネリ化してきましたが、6作ぐらいまでは、本当に面白いですよ。特におすすめなのが、「絞殺魔に会いたい」と「依頼人がほしい」ですかね。何度読んでも笑えます。

5 ドロシー・ギルマン
ドロシー・ギルマンの作品は、ハッピーエンドばかりなので、読後感がいいんですよ。特に「おばちゃまシリーズ」は、どれも楽しい結末で、何度読んでも楽しめます。12作目までは、文句なくお勧めできます。それ以降は、ちょっとマンネリかな。でも、新作を楽しみにしてるんです。
 他にも「伯爵夫人シリーズ」があります。これも楽しめますよ。

6 シャーロット・マクラウド
この方はユーモアミステリ+ハートウォーミングミステリといいましょうか。
どれも読後感がいいんですよね。別名(アリサ・クレイグ)での作品もありますが、どれも面白いです。もう亡くなって10年以上経ちますが、まだ翻訳されていなかった作品が2015年、2016年に発刊されました。


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